ハーブ物語

セイヨウノコギリソウ(ヤロウ)

属名をAchillea(アキレア)と言い、ギリシア神話の英雄アキレスに由来します。アキレスがトロイア戦争において負傷兵にこのハーブを使ったとされています。殺菌と抗炎症作用があり、小さな傷を治したり、出血を抑えるなどします。また、肌を清潔にして整える効果もあります。

セイヨウハゴロモグサ(レディースマントル)

ヨーロッパ原産のセイヨウハゴロモグサは、古くから女性に重宝されたハーブです。女性に生じる問題に使われ、女性の若さや美しさを保つ力があるとされています。

トウキンセンカ(マリーゴールド)

薬として、また天然色素の原料として、古くから広く利用されているハーブです。切り傷やかき傷、すり傷、軽度の火傷や日焼けなど、ちょっとした皮膚のトラブルに用いられます。また、菌感染による皮膚病にも有効とされています。

タチジャコウソウ(タイム)

古代エジプトでは防腐剤として使われ、古代ギリシアでは勇気をもたらすもの、また香としても使われていたと伝えられています。ヨーロッパでは、主に呼吸器系の障害に長く使われてきました。また、抗菌作用、強壮作用、抗老化作用があるとも言われています。外用薬として関節痛の緩和に効果があります。